先日、春分の日。絵画寄贈のため、母宅に福岡市美術館の方々がいらっしゃいまして、そんなお話を。
画家は中村琢二。祖母(故)のいとこ。ということもあり、祖母が絵画を所有していました。自分にとっても「実家=琢二さんの絵」みたいなところがあって、手放すのは寂しいところではありましたが、ジャンルは違えど作家としては、自分の作品は多くの人に観てもらいたいだろうな。と。思い入れのある作品が金銭価値の方に傾いて欲しく無い気持ちも強くありまして。
そんな経緯で中村琢二の展覧会を催していた福岡市美術館を見つけて連絡をとりました。寄贈は何でも受入れるというわけではなく昨年11月頃から待ち審査的なものも通り、現在は貸し出しという形で、寄贈となるのは今年末。という予定です。
美術館の方々が中村琢二を美術史のように話すと、母は親戚の琢二さんの話で答える。まるで学芸員のように話す母と、親戚情報をよく知る美術館の方々、そんなやりとりの噛み合い具合が凄くて面白かったです。
今は実家が福岡に増えた気分でワクワクしています。
恐らく来年以降、中村琢二展、ありましたらお知らせさせていただきます。お近くの方はぜひ!

